こんにちは。スカイランナーいしざき(@zaki84920)です。
5月11日(金)は、佐藤先生による体幹トレーニングの日でした。
粟ケ岳バーティカル、上田バーティカルと2度のスカイレースで惨敗した僕に課されたトレーニングは、徹底して腰〜お尻〜モモに乳酸を貯め続けるメニューでした。
苦しみと向き合い続けなければいけないバーティカルレースで、その苦しみから逃げてしまった僕には、どうしても必要なトレーニングです。
アンバランススクワットとスライドボード!
まずは、ウォーターバッグによるアンバランスなスクワット。
グラグラするバッグを支える筋肉は、意外にも太ももではなく背筋でした。腰つらい。笑
上半身の姿勢維持が重要。前後のストライドも広めにとって、厳しめでいきます。
それが終わるとスライドボード。
なんという組み合わせでしょう。太もも〜お尻〜腰と、使う場所がほぼ同じ。。
スライドボードの終盤には、気をぬくと太ももの力が抜けて腰から崩れ落ちそうな疲労感。
なんとか、崩れることなく耐え抜きました。
耐えている間に考えていたこと。
もともと、不整地の走りには適性を感じていましたが、なかなか山レース参戦に踏み切ることができない中、昨年の富士登山駅伝の快走ををきっかけに、バーティカルレースに挑戦することとなった今年。
「この狭い世界だったら勝てるかもしれない」
少なからず、そんな甘い考えがあったことは事実。
でも、現実の僕は弱かった。
各戦20位までに与えられるシリーズポイントは未だ0ポイント。まだ戦いのテーブルにすら乗っていない。
それだけじゃない。上田の終盤に僕を抜いていった自衛隊の選手。ものすごく荒い息遣いで、歯を食いしばりながら僕を抜いていく。側から見ても、限界ギリギリのところで踏みとどまっているのが分かる。
一方、僕はどうか?
まだまだ呼吸も脚も余裕が残る。でも、そこまで走り続けた疲労が出ていて、ペースを上げるとすぐに呼吸が苦しくなり、乳酸が溜まり、元に戻してしまう。
つまり、乳酸が溜まった状態で踏みとどまることができないということ。
あの日の僕は、弱かった。
今、スライドボードに乗りながら、僕は乳酸地獄の真っ只中にいる。
ペースを落としたり、姿勢を崩したりすれば、もう少し楽になれる。実際、少しでも楽になりたくて、腰を上げてしまいそうになる場面もあった。
「ダメ!!!!!!!!」
過去二度のチャンスで力を発揮できなかった僕が、ここで同じように苦しみから逃げてしまったら、今後おそらく、苦しみと向き合える日は来ないと思う。
今日、今この瞬間に頑張れない奴が、この先頑張れるはずがない。
でも、今日ここで頑張って、たった3分だけでも、耐え抜けいたという成功事例があれば、それだけでも、今後苦しくなった時の引き出しになる。
だから、今日の1日ぐらい、とことん追い込んでやろう・・・
今日だけは、冗談抜きで、真面目にこんなことを頭の中でグルグル考えながら、乳酸の地獄の中を耐えていました。
根本的に、甘えそうになる瞬間そのものを、どう排除していくか、そこも重要な課題ですけどね。。
ヘロヘロな帰り道。追加ジョグ。笑
そんな感じで気分が乗ってしまった関係で(?)、いつもは近所の駅(あざみ野)まで2kmのジョグで終えるところ、遠くの駅(市が尾)まで5km、走ることにしました。
脇を通り過ぎる車のヘッドライトがぼんやりと目に入ってきて、幻想的な景色でした。
いつも、先に顔を出すのは、弱い自分。
でも、それを制するのは、強い自分。
どこで聞いたのか覚えてないけど、僕の好きな言葉です。