結実の7分台。区間賞は時の運(2019富士登山駅伝7区1位)
撮影:だいちパパ

こんにちは。橋本走友会のいしざき(@zaki84920)です。

(このページは 一段一段(2019富士登山駅伝5区) の続きです。)

 

5区を終えてわずか46分(6区西山さんが速すぎてw)、7区がスタート。

 

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7区(下り)3.66km 1,017mD-(↓27.8%)

5区を終えて7区スタートを待つ僕と大我マネ。束の間の休息。変な顔。

 

<結果>区間1位 7分54秒 10位→7位

ずっと欲しかった区間賞。やっと取ることができました。

 

※以下、備忘録ですがけっこう記憶が曖昧です・・。7区は記憶が飛びやすい。たぶん。笑

 

昨年は、5区を終えた時点でスタミナ切れとなり7区がまともに走れませんでした。

そのための対策としてロングトレイルの練習&レースを積んできたのですが、その成果はしっかりと感じることができました。

 

5区を終えても痙攣などのトラブルはなく、しっかりと

脚の掃除→テーピング

に時間を費やすことができました。

(昨年は痙攣もひどく頭も働かず、まともにテーピングができませんでした。下りのテーピングは、関節や筋肉の保護だけでなく、靴に砂が入らないよう施す必要があり、けっこう大変です。)

 

昨年、下りで2度の捻挫を経験してるので、捻挫予防は入念に。

今年は加えて、膝保護のテーピングも施してみました。

 

今年の7区には、過去7年で区間賞を取った4人(涌嶋さん、須永さん、奥宮さん、寺尾さん)が全員揃いました。更にはトヨタSCのスピードランナー四辻さんも初参戦。

 

僕の過去成績は2017年が区間4位(8分35)、2018年が区間5位(8分45)。

さて、どうなることか。。

 

『7区4番!』

 

番号が呼ばれ、気合いが入る。

 

7区の最大の特徴は、意外なほどスピード感がないこと。

区間賞ラインは毎年8分前後ですが、平均ペースは2'11-12/km程度。しかしそれほどのスピード感はなく、毎年『こんなに遅かったら何分かかるんだよ…』と思い諦め半分で走ってしまい、終わってみれば案外速くて8分台。

そんなことを2年繰り返して、何となく、7区ってそういうもんなのかなーと、分かってきました。

 

西山さんから襷をもらって走り出しても、やっぱりスピード感はない。

もちろん飛ばせる限り飛ばしてるから恐怖感はmaxなんだけど、脚がもつれそうになったらブレーキはかけるし、次にどこに足を置こうか?と探しながら、ただ忙しく走ってたような印象。

 

キロ何分とかは、ぜんぜん分からない。

 

だいちパパ撮影。さすがプロの腕。

 

『大丈夫!これでもたぶんタイムは出るから諦めない!』

 

そんなことを自分に言い聞かせながら、諦めずに走る、走る。

やっとガレ場を抜けて大砂走りが見えてきたところで、おそらくホッとして油断しまったのか、抜き足に岩がひっかかり頭から転倒。

 

(痛かったとかいう記憶はないけど、鼻や耳に砂が入りまくって気持ち悪かったのは覚えてる)

 

諦めちゃダメだ!と立ちあがり走り出すと、転んだ瞬間に抜かれた人をすぐ抜き返すことができた。

 

大丈夫、ペースには乗れてる。

ロスは2-3秒で済んだかな。それにしても、あぶないところだった。

 

その後も、例年になく固い大砂走りに苦戦しながら、脚がもつれたらブレーキ、行けそうならブースト、みたいな走り方。

 

景色が開けたところで、遠目に中継所が見えた!もうすぐだ。

時計を見てみると、6分18だったか19だったか。

 

あれ、これ7分切れんじゃね??みたいなバカなことを考えてしまいましたが、なかなか中継所が近付いてこない(笑)

まぁ、そりゃそうだわな・・。

 

なかなか近づかない中継所にヤキモキしながら、頑張って下りていくのでした。。

 

こだわりの?タスキリレー

いろんな意味で注目されやすい7区→8区のタスキリレーですが、ここだけは妙なこだわりがありまして。

無駄な転倒をしないことはもちろん、昨年まで、駅伝では禁断の「片手リレー」つまり、タスキを片手でぶら下げた状態で8区に渡していました。

 

今年はちゃんと両手で、いわゆる「正しいタスキリレー」をしたかったので、最後10mはそこに集中しました。

 

やっぱり嫌なんですよね。。ブラブラしたタスキって普通に取りにくい。

仮に自分の区間成績が良かったとしても、次の区間の人に負担を押し付けるような走り方は、駅伝じゃないような気がして。。

 

一昨年の原さん、昨年の三好にはちょっと迷惑をかけてしまったので、

今年は、成功して良かったです。

 

 

無事にタスキリレーを終えて、時計を押すと、、7分59秒

 

区間賞云々ではなく、過去の反省を生かして諦めずに走って、目標だった7分台を達成できたこと。それだけで満足でした。

 

結果的に区間賞をいただくことができたし、確かに結果が確定するまではドキドキだったけど、

もし結果が2位や3位だったとしても、後悔はなかったと思います。

 

転倒は、転倒するぐらい攻めなければ7分台なんて出ないし、最小限のロスでリスタートできたから、あれはあれでベストパフォーマンスだったと思っています。

7区ほど、走力と順位がリンクしない区間はありませから、7区の区間賞は正直なところ「運」の要素が強いと思います。

 

 

とはいえ今回の記録、下り単独の区間記録が残るようになった35回大会以降、一般の部歴代4位だそうです。

歴代トップ(タイ)まではあと5秒でした。

 

しかし自衛隊の部には僕より速い人がいて、今回トップは7分36秒。

歴代トップに至っては7分08秒(←2分/kmを切ってる。。笑)

もう、何がなんだか。。

 

 

でも、これからの僕は、7区では区間賞争い以上に、歴代記録や自衛隊の部との戦いをしていきたい。

平地はポンコツな僕だけど、山下りなら負けない!と密かに思っていたことが、現実になろうとしている今、それを狙わない人生なんて絶対に後悔する。

 

それが僕にできるかどうかは、別にして、

「チャレンジしたい」と言えるようになったこと、そのスタートラインに立てたことが、何よりの収穫です。

 

一度きりの人生ですからね。

こんな自分にチャンスがあるなら、できる年齢のうちに極めておきたい。

 

今年は試走のときに、登山客との関係もあり下りの練習をあまりできていなかったので、来年?に向けて下りの練習もやっていこうと思います。一般登山客に迷惑はかけられないので、やり方を考えていかなきゃいけないけど。

 

もちろん、上りの失敗は挽回します。

入賞狙うチームなら、せめて区間ヒトケタ、悪くても区間ヒトケタまで10秒差以内ぐらいがmustだと思うので。。

 

 

橋本走友会は7位!

今年も、強いメンバーが揃った橋本走友会。チーム成績は7位でした。

入賞(6位まで)を逃した悔しさはありますが、暑い中でみんなが精一杯闘った7位。

ブレーキすることなく、全員が役割をしっかりこなし、安定した位置を走り続けられるのが、このチーム最大の特徴です。

 

また来年も、良い駅伝ができるといいな。

 

 

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