こんにちは。ランニングコーチのいしざき(@zaki84920)です。
昨日、5月12日(土)は、Go up!のインターバルトレーニング(2000m×5本)でした。
僕は、スタート前のドリルと、Dグループ(5分10秒/km)のコーチを担当しました。
昨日は気温が上がり、暑い中でのトレーニングでしたが、先月の教えを覚えてくださった方が多く、インターバルトレーニングらしい、良い追い込みができました。
そんな中で、クールダウン中に会員さんと話をしたこと。
クールダウンの意味
ポイント練習の後には、たいてい、クールダウンを行います。
クールダウンの指導は、大雑把なランニングクラブが多い中(ごめんなさい、ですが事実です)、Go up!では、クールダウンを丁寧に指導します。
「どんなトレーニングでも、その意味を理解して取り組みなさい」
よく言われることかもしれませんが、では、クールダウンには、どんな意味があるのでしょうか。
昨日は、僕の考えとして、3つの意味がある(僕はそう思ってやっている)ことをお伝えしました。
1.動き(フォーム)を整える
ポイント練習のラストは、頑張って走るので、どうしても動きが悪くなってしまうことが多いです。
最後、クールダウンで良い姿勢、良い動きを戻すことで、変な動きを体が覚えたまま練習を終えてしまうことを予防します。
ポイント練習後のウィンドスプリントも、同じような目的で行いますが、ウィンドスプリントでこの目的を果たすには、ある程度の走力が必要だと思っています。
2.筋肉を解す(筋肉の質を高める)
ポイント練習の終盤は、全身を追い込んでいますから、疲労物質の影響で、筋肉は徐々に硬くなっていきます。
硬くなる筋肉を放置したままですと、次のトレーニングまでに回復に時間がかかってしまいます。
ジョギングのような低負荷な動きで、筋肉がポンプの役割を果たし、血行を促進し、疲労物質を除去してくれます。
3.酸素を取り込む
ここは、かつての僕の師匠からの受け売りですが、、
ポイント練習が終わった瞬間から、身体は回復の材料を求めています。
「ゴールデンタイム」という表現で、タンパク質(アミノ酸含め)を摂取することを推奨することが多いのですが、それは酸素も同じこと。
止まっているよりも、多少動いていたほうが、しっかりと空気を吸うことができます(これは実験結果が出ているようです)から、回復の材料の一つとなる酸素を、より多く取り込むことができます。
これらの項目だけが全てだとは思っていませんが、
少なくとも、何らかの「目的・理由」を理解し、信じたり疑ったりしながら取り組み、継続することが、成功への近道なのかな、と思っています。