[つくばマラソン2018]僕が2:43の自己新を出すことができた3つの理由
なぜか走れた、つくばマラソン。

こんにちは。マラソンランナーいしざき(@zaki84920)です。

もう2週間前になってしまいましたが、11月25日に開催されたつくばマラソンで、

2時間43分25秒(ネット14秒)

の自己新を出すことができました。

 

僕の感触としては、マラソンらしい練習がほとんど出来ていない中での自己新ということで、謎多き結果ではありますが、そんな中でも「なぜ良かったのか?」について丁寧に振り返ってみた結果を、ここに記したいと思います。

 

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良かったこと①ロングトレイルの経験

これはとても単純な話ですが、ハセツネ30kで3時間30分、ハセツネ本番では12時間という時間を走り続けていますので、

「フルマラソンなんて3時間で終わる!」

と思えば、精神的なかなり楽でした。

 

過去、僕は「目指すレースよりもずっと辛い経験をすることで、本来のレースを楽に感じることができる」という作戦が功を奏しています。今回も同じでした。

(もともと、フルマラソンへの挑戦も、当時メインだった5000mの記録を出したくて始めたものでした。フルを始めて5000mの記録も更新できました。)

 

良かったこと②新兵器ズームフライへの適応

これはある意味「賭け」でしたが、レース3日前に、ちょうどサイズの合うズームフライを手に入れました。

フルレングスのカーボンプレートを使いこなすには、プレートに対して素直に力をかけ、バネの反発を受ける位置をうまく探すしかありません。

 

直前のJOGで何となく、その感触を味わうことができたため、思い切って本番で使ってみることにしました。

結果は見事に成功。感覚ですが15kmくらいで、このシューズの良さを生かす力点が見つかったような気がします。

 

精神的には、過去使ってきたターサージャパンとはかなり異なる使い方が必要となるシューズということもあり、

「とにかく、やってみよう!」

と気軽に臨めたこと、フルマラソンを新兵器のテストだと捉えてワクワクしながら走れたことが、良い影響を与えていたことは、間違いありません。

 

良かったこと③慢性疲労が無かったこと

今シーズンを通して、「疲労が溜まった」という期間は、かなり少なかったように感じます。

トレイルのように激しいレースや、富士登山駅伝に向けた厳しいトレーニングをしながらも、常に疲労を抜いて、筋肉や関節を最良の状態を保つことを意識して、シーズンを過ごしてきました。

 

今回、フルマラソンで初めて「1週間前にハーフを走る」という調整を試みました。

確かに、全力でないとはいえハーフから6日間で疲労を抜くのには苦労しましたし、ちょっと抜け切らない感覚はありましたが、

中長期的には疲労を蓄積させずに当日を迎えることができたため、むしろハーフの疲れも

「軽すぎて飛ばしてしまう」

みたいなことを防ぐ良い役割を果たしてくれていたような気がします。

 

過去にも、30km走など距離走をバンバンやってレースに臨み、疲労で撃沈するようなレースを何度も経験してきました。

過去を振り返ってみると、フルでBESTをマークしたレースで、距離走を複数回繰り返したレースはほとんどありません。

 

やはりフル最大の敵は慢性疲労だ、ということを、より実感するレースとなりました。

 

それでも、まだまだ!

板橋でBESTだった時にも書きましたが、こんなテイストで「自己新!」が出ている時点で、まだ上り詰めた自己記録でないことは明白です。

しっかりと準備をして、計画を立て、計画通りトレーニングをこなすことで、「これが自分の限界タイムだ」と思えるような記録を出せるよう、これからも先に進み続けます。

 

(写真提供:小西さん、宮原さん)

 

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