難攻不落の大田原。でもそれ以前に自分のペースに乗れなかった。

こんにちは。市民ランナーいしざき(@zaki84920)です。

このところ、本業の忙しさがピーク・・というよりもずっとピーク的な何かを更新し続けているような状態ですが(ようするに遅くなった言い訳)、

11月23日(土)、栃木県で開催された大田原マラソンに参加してきました。

 

目標はもちろん「自己ベスト更新!」でしたが、、うわが通りの、大田原マラソンの厳しさの前に、目論見は儚くも散ってしまいました。

ただ、それなりに、走れたかな。

 

PR

大田原マラソンの結果

2時間45分41秒 32位/男子1,558人完走

 

▼ラップとスプリット

0'05 - 19'26 - 19'06 - 19'24 - 18'58 - 20'26 - 20'12 - 19'44 - 9'13

 

なぜか走れない「最初の5km」

大田原の良いところは、直前まで体育館で待機できるところ。今回は小雨だったので助かりました。

 

レース前の想定としては、下り基調の前半である程度、2時間40分を切るようなペースで進んで、後半の上りで粘ってどこまで行けるか・・と考えていました。

今回も、スタートしてしばらくは「ちょっと飛ばし過ぎかなぁ・・5kmで18分台は出ているだろうから、5km確認したら少しペースを下げるか・・」と思いながら走っていましたが、

5km地点で時計を確認すると、19分30秒。。

 

「マジか・・」

 

オーバー気味のペースを下げるに下げられず、何とか少しでも、楽に前に進む走り方はできないだろうか?と試行錯誤しながら、、当然、本番でいきなりそんなことができるはずもなく(既にけっこう精一杯だし)。

 

完全に一人旅の中で、なるべく気を抜かないように、丁寧に走りつつ10kmを迎える。

「38分37秒」・・この5kmは19分06秒

 

けっこう頑張ったけど、、やっぱり18分台には乗れない。

でも、落ちてなくて良かった。。

 

そういえば、自己ベストが出た板橋シティマラソンでも、こんな感じのペースだったかな。もしかしたら自己ベスt・・いや、大田原には後半の上りと向かい風が待っている。

 

自己新は諦めるが、ペースを緩和するのは怖い

板橋のように、後半ペースを上げられる可能性があるならまだしも、大田原でそれができる可能性は限りなく薄い。

いや、そう決めつけるのは早いんだけど、そう考えた組み立てをしなければ。。

 

ちょっと混乱しつつも、後半に備えてペースを落とそうとすると、体はそれを拒否している。

拒否をしているというよりは、過去の数々の失敗から「ここで無闇にペースを落とすとそのままズルズルいってしまいそうだぞ」という予感がしていたのでしょうか。

 

この時の結論としては「いいや、このまま行っちまえ」そして、その判断がこのレースの結果を大きく救うことになりました。

 

ハーフの通過は悪くない

ハーフ通過。81分15秒。

 

確かに本来なら80分を切って通過しておきたかったけど、今日のこの調子なら仕方ない。

ペースは精一杯だけど、脚が重くなっているわけではないから、何とかこのまま終盤まで行こう。

 

しかし、そんな思いとは裏腹に、、

痙攣っぽいのがピキピキと来ていないか・・?

あぁ、やっぱり来た。ピクっとする。ちょっとヤベェな。

 

15kmあたりから抜きつ抜かれつ一緒に走っていたオジサマが、良いペースで走っているので付かせてもらっているんだけど、そこから離れるべきか悩む、悩む。

でも24kmからは向かい風。ここで離れる選択肢は・・ない。

 

ペースは体感的に「乗っている」ペースで、24km手前?の角を左に曲がり、向かい風&上り坂の区間へ。

前半の下り坂は、緩やかすぎて下っている実感が無かったくせに、上り坂の区間はしっかり「上ってる感」がある。。んもぉ。。

 

25km通過。このレースで初めて、5kmLAPが18分台に乗る。

おっ、意外と悪くないぞ。

 

そしてこのレースで初めて、ようやく「思った通りのペースだった」が訪れる(笑)

僕を引っ張ってくれたオジサマには、後ろに付きすぎて大変申し訳ないので、ここで少し前に出る。

 

向かい風つよ。笑

 

身体はまだ自己新を諦めていないのか、感覚的に「18分台を維持しようとしている」走り方になっていることに気づいたんだけど、

かなり息が上がっており、このまま残り17kmを行くのはあまりにも危険だ・・ということで、少しペースを緩める。

 

僕が一瞬、頑張り過ぎてしまったために、オジサマは少し後ろに離れていたようですが、ほどなく追いつかれる。

そのまま、30kmまでは交互に引っ張りながら、、(でも僕の方が確実に長く後ろにいたw)けっこう頑張って走った5km。

 

20分26秒

 

もう脚は完全に重くなっていて、痙攣も1kmおきぐらいに出ている状態。

キロ4分を超えたくないと思っていたので、ちょっとショックはありましたが、でも、ここで気持ちを切らしてしまったらイカン!と思い、何とか気持ちを繋ぐ。

30kmすぎに大きな集団に追いついて、その集団が一緒に来てくれたおかげで、その後の5kmはだいぶラクをすることができました。

 

やっぱりみんな考えることは同じ。

なるべく大人数でいきたいよね。この区間は。

 

35kmから・・

大田原マラソンは、事前申込でスペシャルドリンクを設置可能。僕は置きませんでしたが、置いた方が良かったのか・・?

 

長い上り坂はこれで終わり。最後のグッと上る坂を終えて、下り〜平坦になった区間で、最後のペースアップ。

直後の1kmは3分48秒だったので、よーしこのまま18分台を目指すぞ!と思ったけど間もなく強めの痙攣・・痛ぇ。

 

ペースダウンを余儀なくされ、徐々にペースが落ちていく。

残り5km。残りの区間を全部キロ4分で行けば、2時間44分台

 

「んまぁ、多少落ちても最後スパートすれば行けるっしょ!(適当)」

 

そんな、ささやかな期待も虚しく、直後から3分59→4分04→4分10・・とペースが落ちていく。

 

残り2km。おそらく2時間37分18秒

 

 

なぜ「おそらく」なのかというと、残り2kmを3分50秒で行かなければ44分台が出ない・・と知ったのを覚えているから。

もう、ガッツリ痙攣している脚の状態で、そんなペースで行けるはずもなく・・・

そこからは、ピクピクする脚とお付き合いしながら、ペースも上げられず、フィニッシュに向かったのでした・・・。

 

スタート・フィニッシュ会場。

 

結果:2時間45分41秒。

自己4番目の記録。

連続自己新は3回で途絶える。

でも、自己ベストから3分半ぐらいの落ちだから、悪くない範囲でまとめることは、できたのかな。

 

レース前には、

「大田原のコースでも自己新(2:42)は出せる!そうすれば40分切りが見えてくる!」

なんて意気込んでいたけど、冷静に考えれば、そこまでできるような練習量もスピード強化も足りていない。

 

単発で「このペースで練習できていれば本番も期待できそうだな」と思わせてくれる事例があっただけで、トレーニング全体の流れとして、良い記録が出る流れで持ってこれたわけではない。

 

特に、スタート直後にあったペース感覚と現実ペースとのギャップは、ここ2戦連続で感じていること。

ちゃんとレースペースの感覚を体に覚えさせていく作業が、できていなかった。

 

マラソンはそんなに甘くないよ、という超基本的なことを、

改めて教わった、大田原マラソンでした。

 

PR

Twitterもフォローしてね!

おすすめの記事