こんにちは。市民ランナーのいしざき(@zaki84920)です。
昨年8月、富士登山駅伝で「奇跡」と呼ばれた快走をして、早いもので一年が経過します。
そんな昨年の記録を超えるべく、一年をかけてトレーニングを積んできましたが、人間の身体というのは不思議なもので、しっかり狙ってトレーニングをしているのに、あまり満足にトレーニングをしていなかったはずの昨年の記録を、なかなか超えることができません。
昨年より調子が悪い
思えば昨年は、7月上旬に「やばい!」と危機感を覚えてから、最後の1か月の突貫工事で、駅伝本番を迎えていました。
そんな反省もあり、今年は時間をかけて準備をしました。
- 秋ごろから継続的に、筋力トレーニングをしています。
- 春からは「仮想5区」としてバーティカルレースを転戦しています。
- 計画的に、体重管理もしています。
- 昨年と比較すると、走り込みも出来ています。
昨年の反省から「やりたかったこと」を、全てこなしている。そんな風に思っていました。
でも、実際のコースを試走すると、昨年のタイムに遠く及ばない。。
もちろん「本番補正」と言って、本番になると発揮される力があることは事実ですが、それを差し引いても、届きそうにない昨年の自分。。
昨年は、駅伝本番の10日前に、練習の3000mで9分50秒をマークしましたが、今年の調子ではそんな記録も出せそうにありません。
「昨年より調子が悪い」と感じた時の打開策
「昨年より調子が悪い」と感じたときに、考えるべきことは、ただ一つ。
「昨年」に引っ張られず、「今」のコンディションを整えること、それだけだと思っています。
昨年は過去です。
過去に引っ張られることは、後ろを向くこととイコールです。
僕がトレーニングをしているのは、過去の自分と比較するためではなく、目指す未来を実現するためです。
だから、過去の自分をなぞりながら比較して一喜一憂することは、やめました。
今年の僕には、今必要なトレーニングが、あります。
10日前の練習:3000mをやめた
そんな思考の影響もあり、「テストラン」と考えていた本番10日前(昨日)の3000mタイムトライアルをやめました。
(過去をなぞろうとする自分の思考を振り切るために、あえて違うメニューにしたという意図が大きい)
代わりに1000m×3本のインターバルで、心肺機能への刺激、路面をスムーズに捉える感覚を復習することにしました。
(3分09 - 3分11 - 3分10 [Rest 5分~5分半] )
たまたま、当日ロード区間を走るチームメイトが3分10秒で走ることになったので、速いペースに付かせていただき、いかにラクにやり過ごせるか?を考えながら、丁寧に走りました。
自信を失うことと、意味のない自信を持ってしまうこと
過去のトレーニングをなぞることは、あまり意味がありません。
過去のトレーニングに負けてしまうと、自信を失います。
過去のトレーニング時より条件が良かっただけなのに、今年の方がタイムが良かったと、意味のない自信を持ってしまう原因にもなります。
過去の記録との競り合いは、時に自分を引き締めてくれるものですが、
経験的に考えると、リスクの方が大きい考え方だと思います。
「調子が良かった頃は、こんな練習をしていたんだ。今年は、どう組立ようかなぁ。」と、
過去を振り返ることは、「今」を組み立てるための参考資料、くらいに留めておくのが、ベストなんだと思います。