もし結果を出したいなら、結果を出すのに必要なことだけを、実直に行動していけば良いはずなのですが、
時に僕らは「苦しみの分だけ報われる」といった、不確定要素の多い因果関係に頼ってしまいます。
なぜかは分かりませんが、たぶん「そんな気がするから」という、不明瞭な根拠からくるものでしょう。
なぜ、人はそんなふうに、道を間違えてしまうのでしょうか。
答えは簡単で、結果を出すために何が必要なのか、決まったセオリーが無いからです。
どんなプロセスを踏めば結果が出るのか、分かっているようで、分かっていない。
ある人にとって有効だったトレーニングが、別のある人にとっては無意味だった。そんなことが、トレーニングの世界では、普通に起こり得ます。
努力してる「つもり」って、ランナーもありがちですね・・・我が振り直さねば。 https://t.co/ttidstFBFU
— zaki(いしざき) (@zaki84920) 2018年9月6日
林先生が言っているように、「努力しても結果が出ない」と嘆いてしまう時というのは、そもそも努力の量が足りない、というのは、概ね的を得ています。
努力をしても結果が出ない時は、
そもそも努力の「量」が足りないか、
努力の過程で「検証」が足りないか、そのどちらかです。
結果を出すために、どのようなプロセスを踏むことがベストであるのか、その答えは、たくさん経験して、たくさんの失敗をすることで見つかるものだと思います。
他人が成功したプロセスを自分に当てはめてみても、
- どの程度の量があれば十分なのか
- ”今の自分” にとって正解なのか
これだけは、やってみなければ分かりません。
本気で結果を出したいなら、たくさんやってみて、目指す結果に近づけたかどうかを検証し、間違っていると思ったらやることを変えてみて、再度検証し、、、を繰り返しながら、結果に近づいていくものです。
「努力しても結果が出ない」と言っている時点で、少なくとも自らの行動と目指す結果を比較し検証する、というプロセスを怠っていることが明白です。
努力しても結果が出ないなら、その努力は一部なり全部なり、間違っているわけですから、検証して別の方法を考えなければなりません。
正しい努力とは、そういった行動~検証(=PDCA)も含めた行動全体を指すはずです。「努力しているのに結果が出ない」と嘆いている時点で、その ”努力” とはP/Dのみであり、十分な努力が出来ていないことを証明してしまいます。
結果に実直な努力をしている人は「努力したのに結果が出ない」なんて、絶対に言わない。
そのことを理解するだけでも、結果を出すためのマインドセットの第一歩が出来そうです。