「ペース感覚」のアップデート

こんにちは。一般ランナーいしざき(@zaki84920)です。

ここ数年、ランニング業界を取り巻く話題としてNIKEの「ヴェイパーフライ」が多く取り上げられるようになりました。

 

2019年春?にNEXT%が発売されるまでは、

「確かに良いシューズではあるが使いこなすのが難しい」と言われたヴェイパーフライですが、

NEXT%の登場を機に、そういった「使いこなしの難しさ」が緩和され、

 

だいたいの人が従来より速く走れるシューズ

 

という認識が、ランナーの中で一気に広まってきました。

 

世界レベルのマラソンだけではなく、市民レースまでも高速化の流れは止まらず、

「シューズの進化がランナーのスピードを上げている」という因果関係に、疑問を持つ人は、ずいぶん少なくなってしまったと思います。

 

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記録の価値が変わる

そうなってくると、陸上長距離種目における「記録の価値」が、従来とは異なってくることになります。

 

僕のレベル(5000m16分後半、フル2時間40分前半)に落とし込んでみても、

明らかに、従来より2時間40分を切る人は増えているし、5000mで16分台を出す人も増えてきました。

この流れは、どの基準タイムを切り取っても、言えることだと思います。

 

「自分のために走っているんだから、周囲の記録更新は関係ない!」

と思いながらも、やっぱり "この記録がどのくらい凄いのか" を知る上で、比較や平均値という考え方を捨てることはできません。

 

練習をしていると、どうしても過去の記録を超えたいという欲が出てきます。

今日の練習でも、単独走3000mとしては自己新となる9分57秒をマークし、ちょっと嬉しくなったのも束の間。

「ヴェイパー(4%)履いてるんだから、当たり前じゃん」という現実が、意識の中に降ってきました。

 

 


過去の、シューズの違いで大した差がつかない時代であれば、過去のタイムを超えることは、嬉しいことでした。

しかし今は、明らかにスピードを上げてくれるシューズ(※)が登場してしまいましたので、過去の記録を超えることは、ある意味で当たり前のことになってしまいました。

※実際にスピードアップに貢献しているかは議論の余地がありますが、便宜的にそう表現しています。

 

それと同時に、過去のタイムから僅かな改善をするだけでは、むしろ「後退」なのではないか?

とすら思えてしまうこともあります。

 

新しいギアが誕生し、それによる基準ペースが上がっている。

今まで、その流れは少しずつ少しずつ進化していましたが、今はその流れが一気に来ている。

新しいギアを使いこなすことで、自分はどんなスピードが出せるのだろう。

 

その答えを追い求めるにあたり、過去の記録(記憶)に引っ張られることが、新しいパラダイムで成長を続ける足枷になってしまうかもしれません。

新しいギアを使いこなしたときに体現できる新しいペース感覚を、身につけなければ・・!

 

 

 

で、、肝心のヴェイパーフライNEXT%が、なかなか手に入らないので、、

アルファフライのクリック合戦に参戦してみようかな。笑

 

 

 

当時の僕の予想は外れました。笑

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

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