こんにちは。市民ランナーいしざき(@zaki84920)です。
2020年は、新型コロナウイルスの影響で各地のレースが中止・延期となり、4月7日の緊急事態宣言によりレース中止の波はさらに拡大を続けています。
3月・4月のレースが軒並み中止となり、秋のレースをモチベーションにトレーニングを続けていたランナーも多かったようですが、
ここにきて(書いているのは4月)、秋のつくばマラソンが中止となるニュースが飛び込んできたことにより、もうこの一年の大規模イベントは全部ダメなんじゃないか・・という危機感が漂い始めています。
【大規模イベントをすべて中止します】
今年の「まつりつくば」、「敬老福祉大会」、「つくばマラソン」はすべて中止を決定しました。とても残念ですが、どんなイベントも命に替えることはできません。秋以降の状況が予測できない中で、ずるずると先送りにせず早い判断が必要と考え決断しました(1/2→ pic.twitter.com/1DTrtMd9YT— 五十嵐 立青(つくば市長) (@igarashitatsuo) April 16, 2020
僕らのモチベーションって、何だったんだろう・・?
市民ランナーの多くは、興味本位だったり、体力をつけるために、健康維持・ダイエットのために走り始めた、という方も、多くいらっしゃると思います。
僕の場合は、学生時代から長く陸上競技を続けてきて、このまま走ることを続けて行きたいな、という思いから、今も走り続けています。
・・と、思っていました。ここ最近までは。
しかし、今こうして、自分がいつレースに出られるのか全く分からない、先が見えない、どのレースのために頑張ったら良いのか分からない状況を目の前にした時、
どんなトレーニングを選ぶのか、ずっと迷っている自分がいる
ことに、気がついてしまいました。
特に今シーズンは、トラックのスピード、1500mで4分30秒を切る!とか、3000mで9分30秒を切る!とか、そういう明確な目標を立てて前に進み始めたはずなのに、
いざ、
「でもレース出れるかどうか分からないよ?」
という事実を突きつけられた途端に、
明確だったはずの目標に取り組む力が、前ほど強く湧いてこない自分がいました。
(レースがないから、基礎を鍛える大チャンスなんですけどね)
パンデミック時の情報交換はSNSが頼りですが、まわりのランナーの方も、、
最初は健康のため・ダイエットのために走り始めたのに、
いつしかレースを目標とするようになり、
レースで力を発揮することがモチベーションの芯となり、楽しいランニングライフを送っていた。。
そして今、そのモチベーションの芯となるものがパッと消え去ってしまい、
急激にモチベーションが下がってしまった。。
そんな方々を、多く見かけます。
内容は違えど、僕と似たような状況にあるのかもしれません。
そういえば、何のために走っていたんだっけ・・?
「私は何のために走るのか」みたいな、哲学的?な発想を持とうなどと言うつもりはないのですが、
こんな時こそ、そういえば何のために走ってたんだっけ??と原点に帰ることが、すごく大事な気がしています。
人間はパワーを持ち始めると、次第に呪縛が増えていきます。
レースの結果、記録の更新、順位・・ 最初は、自分が健康になればよかったのに、いつしか仲間が増え、激励され称賛され競い合うことで、別の意識が芽ばえ、多くの喜びを味わうと共に、様々な呪縛を獲得してしまいます。
今こそ、その呪縛から解き放たれて、本当の意味で
「自分のために」
「自分が果たしたかったことのために」
走り続けるチャンスなんだろうと思います。
サブ○○を達成する!と宣言して、レースで失敗して達成できない時に「ごめんなさい」と謝ってしまう人。
故障で走れなくなって、自暴自棄になってしまう人。
周囲の期待に応えなきゃ!と、自己記録更新をMUSTのように捉えている人。
そして、僕みたいに、レースで発揮する(=見せる?)場がないと頑張れない人。
人と人とのつながりは素敵なことなのですが、人とのつながりが生んでしまう様々な呪縛・・(僕にもありますよ)
多くの市民ランナーにとって、走ることは趣味、つまり「遊び」の一部なんだから、
こんな時こそ、自分のため「だけ」に走る、というモチベーションの源泉を探してみたいな、と思うようになりました。
その源泉は、まだぜんぜん見つかってません。笑
そのくらい、気楽なもので良いと思います。