なんだかんだ言っても、走行距離ってすごく大事です。

こんにちは。ランニングコーチのいしざき(@zaki84920)です。

よく、ランナーの方に聞かれます。『一か月でどのくらい(の距離を)走ってるんですか?』って。

僕は『そうですね、だいたい250~300kmぐらいですね』と答えます。

そして、ブログの距離履歴を見て、300なんて滅多に届いていないことに気づき『嘘ついちゃた・・』って凹みます。

 

とかいう話は置いといて・・。

 

僕自身、走行距離さえ積んでいけば速くなれるなんて思ってませんし、むしろ走行距離は減らしたいランナーですが、

なんだかんだ言って、走行距離ってすごく大事だな、と思うこの頃です。

 

(世には『走行距離”至上主義”』みたいな言葉や、それに警笛を鳴らすご意見などもありますが、正直、争いの構図になるような性質のものではないと思っています。)

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走行距離が大事な理由

理由は単純で、どんなトレーニングでも「目安」というものが大事だからです。

ランナーにとって「走行距離」とは、目安に使うにはちょうど良い。

ただそれだけの話。

 

ランナーにとって、トレーニングの量と質を図るうえで目安となる指標は、思い当たるだけでもいくつか考えられます。

  • 走行距離
  • 心拍数、体温
  • 体重、体脂肪率
  • 同条件のタイムトライアルによる定点観測
  • トレイルランナーであれば累積標高差
  • METS等の「トレーニング量を図る統一指標」的なもの
  • 感覚(疲労度・キレ等)

 

どんなものでも、良いと思いますが、走行距離以外のものを目安にしようと思うと、結構難しいというか、

指標と記録の相関関係が取りづらくなる人が多いのではないかと思います。

 

走行距離と記録との相関関係は人それぞれで、

距離を増やせば速くなる人と、距離を増やしても思ったほど速くならない人、

むしろ遅くなる人など、色々なタイプが居て良いと思います。

 

ただ、多くの人にとって、同じ質のトレーニングを続けていれば、

その量を増やす(≒走行距離を増やす)ことで記録が良くなっていく人が多いことは、まぎれもない事実です。

トレーニングの量を増やすうえで「質が下がること」は当然のリスクであり、そのリスク対策をしながらトレーニング量を増やしていく必要があります。

 

僕の言う「走行距離って大事」という意味は、走行距離を増やせ!という意味ではなく

「走行距離をカウントしておくことで、トレーニング量を把握する目安になるよ(しかも簡単だよ)」

という意味であることを、ご理解いただけたら幸いです。

 

「最低限の練習量を確保する」という意味もある

もう一つ大事なのは、仕事が忙しかったり、プチ故障をしてしまったりして、思うように走れなくなった時のこと。

LSDの理論などに代表されるようん、十分なトレーニングが出来ていなかったり、スピードを上げることが出来ていなくても、

最低限のトレーニング量さえ確保しておけば、基礎体力を維持することは十分に可能だと言われています。

 

じゃぁ、その「最低限のトレーニング量」ってどのくらい?

を知るうえで、日ごろから走行距離を把握し、記録していくことが、すごく大切になります。

 

「故障して月間100kmを切ってしまったら、思った以上に体力が衰えてしまった!」

「多忙だったけど、月間200kmは維持出来ていたから、故障が治ったらスムーズに復帰できた!」

こういう体験を繰り返して、自分なりの「目安」を把握していくんだと思います。

 

走行距離でトレーニング量を図ることは、管理がラクであり、継続するモチベーションとしては適切な指標です。

盲目的になることは、避けなければなりませんが。

 

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