イヤホンを着けてランニング。安全には気をつけよう

こんにちは。ランニングコーチのいしざき(@zaki84920)です。

みなさんは、ランニング中に音楽を聴きますか?

僕は、以前までジョギングの時には必ず、というほど聴いていましたが、最近は全く聴かなくなりました。

それには、理由があります。

 

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理由その1:危険を察知できない

街中をランニングで通り過ぎるということは、それなりに危険を伴います。

障害物や段差だけでなく、自分以外にも通行人や自転車、車などは動いていますから、

常に注意を払っていなければ、事故の被害者(または加害者)になってしまう可能性があります。

 

イヤホン(ここでは両耳を前提に話をします)をしながら走るということは、

人間の五感の一つである聴覚を遮り、ほぼ自分の世界だけにしてしまうということ。

迫り来る自転車の音、交差点から飛び出してくるかもしれない子どもの声、、

様々な「注意喚起情報」をキャッチするのが遅くなります。

 

ランニング中にイヤホンをするということは、

五感ではなく”四感”で危険を察知し回避する必要があり、

僕にはどうしてもそれがうまくいきませんでした。

(逆にいうと、それだけヒヤリとする場面を経験しながらも、音楽を聴き続けていた自分が、今となっては恥ずかしい限りなのですが・・)

 

しかし、僕がイヤホンを辞めたのは、もう一つ大きな理由があります。

それは、一つ目の理由によく似ているのですが

理由その2:通行人の声が聞こえない

街中でランニングをする上で、通行人の声というのは、案外貴重な情報源です。

 

通行人からみたランナーは、僕らが思っている以上に”速く動く”人種です。

さっきまであんなに遠くにいたランナーが、気づいたらあっという間に、自分の目の前に来た。

それが普通の感覚です。

 

「私はそんなに速くないから大丈夫!」

それはランナーの世界での比較論であって、通行人から見たら、それなりのスピードが出ています。

そんなランナーに対し、通行人の皆様は、けっこう色んなことを呟きます。

 

「速いなぁ」

「走ってて何が楽しいのかな」

 

それだけではありません。

 

「うわっ、ビックリした!」

「おぉ、こんな場所を走るのか。」

 

などと注意喚起をしてくださることもあれば、

「良い走りだな」

と褒めて(?)くださることも、あります(ありがとうございます)。

 

僕らが思っている以上に、一般の皆様から見ると、

ランナーとは憧れの対象であったり、不思議な生き物であったり、危険な人種であったりするのです。

 

僕もある時、イヤホンをしながら街中を走っていた時に、

通行人の方が僕に何かを言ったような気がしたのですが、内容が聞き取れないことがありました。

表情からすると何かの注意をしてくださっているようなのですが、

イヤホンを外した時にはもうソッポを向いていた。

 

「僕の何が悪かったんだろう・・」の答えを聞くことすらできず、モヤモヤだけが残りました。

(おそらくその方も、同じでしょう)

とてももったいない経験をしてしまった、と後悔をし、

その日からランニング中にイヤホンをつけるのをやめました。

 

イヤホンを外せ、と言いたいわけではない

ここまで、まるでイヤホンをつけて走ることを否定するような論調を展開してしまいましたが、

なにも「イヤホンがダメだ」と言っているわけではありません。

最近ではランニング中にペースや走りの安定性を教えてくれるツールもありますので、

イヤホンがランニングライフを豊かにしてくれていることは、間違いありません。

 

ただ、ランニング中にイヤホンを付けることは、

間違いなく聴覚を遮り、取得できる周囲の情報を減らすんだ、ということを理解して、

自分の世界に没入せず周囲に気を配りながら走りましょう!

ということが、言いたいのです。

 

様々なランニングツールを上手に使い、楽しく、そして安全に、ランニングを続けていきたいですね。

 

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