こんにちは。Go up!コーチのいしざき(@zaki84920)です。
暦としては9月に入り、秋のはじまりとなった初日の今日。当初は小雨が予想されていた東京ですが、結果的には夏と変わらない、暑い日差しが降り注ぐ日中となってしまいました。
Go up!の練習メニューは15km+1km×2。だらだらと長く走るのではなく、8割くらいの負荷でペース走をしたのちに、ピリッと1kmを2本。
季節に関わらず、定期的に行なっているメニューですが、この季節には特にピッタリなメニューです。
15km+1km×2
<写真は削除しました>
最初の15kmは、ほぼ一定のペースで走ります。この15kmで使い切るのではなく、後の1km×2に備えて、力を温存した状態でフィニッシュすることを目指します。
例えば、僕が担当したDグループの場合、最初の8kmは5分40秒程度、そこから徐々にペースアップし、5分30秒程度で走り終えます。
<写真は削除しました>
15kmの後の1km×2も、ただ闇雲にダッシュするのではなく、自分の目標ペースを決め、撃沈しない程度のトップスピードを維持するトレーニングです。
(もちろん、雑念を振り払ってダッシュするような練習も時には必要です。今日はそうではないですが。)
暑い日のトレーニングで考えたいこと
今日のような暑い日のトレーニングは、涼しい日に走れているペースでは走れないのが普通ですし、精神面に頼りきった「粘り」を発揮することで、いつも以上の疲労を蓄積してしまうリスクもあります。
例えばDグループでは、ペースメーカーである僕は5分40秒で走っており、集団はそのペースで推移していますが、その集団に最後まで食らいついていかなければならない、というわけではありません。
集団から少し離れて、集団を目安に自分でペースを作ってみたり、潰れる手前の10kmまで、しっかり走ってみたり。
せっかく、集団が綺麗なペースで走り続けてくれるので、そのペースを上手に利用して、自分なりの「良い練習」を組み立てることが大切です。
もちろん、集団の力を利用して、最後まで連れて行ってもらえれば理想的ですが、気象条件の中で「あれっ、今日はおかしい・・」と感じることは、多々あります(暑い日は特に多い)。
そんなときに、ただガムシャラに前を追いかけるだけでなく、落ち着いて、今日の目的を果たすための走りを”選択”することができる心の余裕を、持っておきたいものです。
暑い時期に頑張って走れば、涼しくなれば徐々にペースアップできるのが普通ですが、
暑い時期に頑張りすぎて、せっかく涼しくなった頃に調子を崩してしまうランナーを、何人も見てきました(自分がそうであったことも・・)。
暑い時期こそ、シーズン全体を見据えて、「何月をピークに持っていくか」という冷静な組み立てを考えたいものです。